「　残高試算表の答案作成手順　」

　　　　　　　　　　　　　　　　「仕　 訳」　が終了　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓　　　　　

　　　　　　　（１）　各勘定科目ごとに残高を計算する。

                     仕訳の多い科目は,勘定（T字型）に数字を記入して計算をします。

　　　　　　　（２）計算が終了した各科目ごとに、解答用紙の残高試算表に、

　　　　　　　　　　結果を書き込みます。

　　　　　　　（３）すべての科目の記入が終了したら、借方と貸方

　　　　　　　　　　それぞれの合計を計算します。

　　　　　　　（４）合計金額が一致しなかった場合には、差額を計算します。

　　　　　　　（５）仕訳の中に同じ金額がないかチェックします。　　　　　　　　

 　　　　　　　　　（６）　科目ごとに合っているものにチェックを付けていき、間違いを探します。

　解答のヒント

　　　　「勘定科目の増減処理」

　　１、（資産グループ、費用グループ）の「残高」は、左側（借方）にくる。

　　　　　　（資産グループ、費用グループ）の仕訳は、増加の場合は左側（借方）、

　　　　　　　減少の場合は右側（貸方）となる。

         （例）

　　　　資産グループ・・・残高は左側（借方）

　　　　　　・現　　金

　　　　　　　　　　　　　　　　　現　　　金

　　　　　　　増加は左側（借方）　　　　　　　減少は右側（貸方）

　　　　　　２３０００＋５０００−８０００−１３００−５０００＝１３７００

　　　　　・当座預金

　　　　　                       　当 座 預 金

              　増加は左側（借方）　　　　       　減少は右側（貸方）

　　　　　３２８０００＋２９８００＋５２０００＋５０００−１５２０００−

　　　　　１０２０００−２００００−３０００＝１３７８００

　　　　　・受取手形

　　　　　１５００００＋６００００−２９８００−２００＝１８００００

　　　　費用グループ・・・残高は左側（借方）

　　　　　・仕入

　　　　　３６００００＋８０００＋５００００＋１１００００＋５０００＝

　　　　　５３３０００

    　２、（負債グループ、純資産グループ、収益グループ）の「残高」は、

　　　　　右側（貸方）にくる。

　　　　　　（負債グループ、純資産グループ、収益グループ）の仕訳は、

　　　　　　　増加の場合は右側（貸方）、減少の場合は左側（借方）となる。

 　　　　　　　負債グループ・・・残高は右側（貸方）

　　　　　　　　　　・支払手形

　　　　　　　　　　　６００００＋１１００００−１０２０００＝６８０００

　　　　　　　　　・買掛金

　　　　　　　　　　９８０００＋５００００＝１４８０００

　　　　　　　収益グループ・・・残高は右側（貸方）

　　　　　　　　　・売上

　　　　　　　　　１２４８５００＋３５００００＋２００００＝１６１８５００

　　　　　　　（解答）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　残　高　試　算　表　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　令和２年６月３０日現在

　　＊ 繰越商品は、決算の棚卸まで金額の変更はないので、そのままの金額を記入します。