日商簿記3級100%合格目標講座

「テキスト」

 ビジネスパーソンの常識

複式簿記がわかる

「イブと花子」の簿記物語

内容紹介) 

    (依田宣夫著)  家計会計協会

 

 

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「日商簿記3級100%合格目標講座」概要」

「試験問題を解く前に」

「試算表作成のための仕訳問題」

 

                              日商簿記3級100%合格目標講座

              第3回  「精算表作成のための仕訳問題」

               「 第4 ステップ  試験用練習問題の解答 」  

             この問題は、主として第5問対策の仕訳の問題です。

           第3ステップの問題まで終了したら、必ず実際に過去の試験問題を解いてください。

           実際に計算をして、計算のスピードや時間配分等に慣れることが必要です。

 

 

 

             「 第4ステップ  試験用練習問題の解答 」

 

    (1) 決算日に未処理分の仕訳

    問1、期中に小切手を振り出して支払った広告費70,000円を80,000円と記帳していたことが

       判明した。

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

         当座預金  10,000円

       広告費   10,000円

      

     問2、出張していた従業員が帰店し20,000円の概算払いをしていた旅費の精算をした結果、

        現金1,000円の戻し入れがあった。

      (1)

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

           現 金   1,000円

       仮払金  1,000円      

 

     

     (2)

 

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

           旅 費  19,000円

       仮払金  19,000円      

 

     

   問3、現金過不足額(貸方残7,000円のうち5,000円は受取手数料の記入漏れであ   ることが判明したが、残額については決算日現在その発生原因が依然として不明であっ   たので適切な処理をした。

      (1)

 

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

         現金過不足  5,000円

       受取手数料   5,000円     

 

     (2)

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

          現金過不足  2,000

       雑  益   2,000      

     (注)現金過不足勘定は、実際の現金の金額が帳簿残高より多い場合には、貸方(右側)             少ない場合には、借方(左側)に計上されます。

       

     問4、商品の注文にかかわる手付金として受領した前受金80,000円のうち、60,000円分については商品の引渡しが完了していたが、この処理が未済であった。

 

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

          前受金  60,000

        売 上  60,000      

 

     問5現金過不足額(借方残)500円のうち、200円は従業員に対する給料12,200円を現金で支払った際に、この取引を誤って12,000円で記帳したことによるものであ  ることが判明した。しかし、残額については、原因が不明であるので、適切に処理する ことにした。

   (1)

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

           給 料  200

        現金過不足  200      

 

     (2)

       解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

           雑 損    300 

        現金過不足  300      

    

 

     問6、仮受金30,000円は、得意先より売掛金の代金が当座預金の口座に振り込まれていた取引を    記帳したものであった。

 

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

           仮受金  30,000

        売掛金  30,000      

 

    問7、店主が私用のため商品(原価5,000円)を消費したが、この取引が未記帳となっ    ている。

   

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

           資本金  5,000

       仕 入  5,000      

 

     問8、仮払金100,000円は、当期に備品を発注した際に購入代金の一部を頭金として支払ったもの    で、すでに、使用中である。なお、この備品代金250,000円の残額は、決算日現在未払いであ    り、これが未記帳となっている。

        (1)

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

        備 品   100,000   

       仮払金   100,000      

 

      (2)

     解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

        備  品  150,000

       未払金  150,000     

    


 

       (2) 決算整理仕訳 

     問1 、期末商品棚卸高 200,000円。 なお、売上原価は「仕入」で計算する。               また、 期首繰越商品の金額は150,000円。

     (1) 期首

      解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

         仕  入  150,000

       繰越商品  150,000      

 

     (2)期末

      解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

        繰越商品  200,000 

       仕  入   200,000     

 

     問2、売買目的有価証券の期末評価額は150,000円である。なお、帳簿価額(残高試算表の金額)    は、120,000円です。

      解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

         売買目的有価証券 30,000

        有価証券評価益  30,000     

 

     問3、保険料一年分54,000円を、前期と同様、5月1日に支払った。 会計期間は、1月1日から     12月31日です。また、残高試算表の支払保険料の金額は、72,000円になっています。           前払保険料は、54,000×4÷12=18,000円 になります。                  

                     また、72,000円には前期の前払保険料4か月分(1〜4月)の金額18,000円が              含まれています。 

             期首の振替仕訳  (支払保険料/前払保険料 18,000円) 

                     その結果、今年の前払保険料 72,000円×4ヶ月÷16ヶ月=18,000円 となります。

       解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

       前払保険料  18,000

       支払保険料  18,000     

 

    問4、給料の未払分が50,000円ある。

       解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

          給 料  50,000

      未払給料    50,000      

 

     問5、消耗品費として処理された中には当期の未使用分が3,000円ある。

 

      解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

        消耗品   3,000

       消耗品費  3,000      

 

     問6、支払利息の未払分が7,000円ある。

      解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

        支払利息  7,000

       未払利息  7,000      

 

     問7、受取手数料の未収分が2,000円ある。

      解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

         未収手数料  2,000

        受取手数料  2,000    

 

     問8期末未処理整理事項の処理後の受取手形および売掛金の期末残高に対して、差額補充法     により2%の貸倒引当金を設定する。期末残高は受取手形300,000円、売掛金150,000円     貸倒引当金6,000円である。 

         貸倒引当金見積金額 (受取手形300,000円+売掛金150,000円)×2% =9,000円

              貸倒引当金繰入額   9,000円−6,000円=3,000円

        

      解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

        貸倒引当金繰入額  3,000

      貸倒引当金    3,000     

 

     問9、備品および建物についてそれぞれ定額法により減価償却をする。

      備品・ 帳簿価額:1,000,000円 耐用年数:10年 残存価額:取得原価の10% 

           備品減価償却累計額540,000円  

      建物・ 帳簿価額:5,000,000円 耐用年数:25年 残存価額:取得原価の10%

          建物減価償却累計額1,152,000円

      (1)備品                                                             減価償却費 (1,000,000円−1,000,000×10%)÷10年=90,000円

      解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

        減価償却費   90,000

    備品減価償却累計額 90,000    

 

      (2)建物                                                             減価償却費 (5,000,000円−5,000,000×10%)÷25年=180,000円

      解答

                   左側(借方)

         右側(貸方)

        減価償却費    180,000

     建物減価償却累計額 180,000     

 

     

 

 

       第4ステップが終了したら、必ず、実際に過去の試験問題(第1問および第5問)

       を解いてください。

       実際に計算をして、計算のスピードや時間配分等に慣れることが必要です。