依田宣夫の

 

             「家庭決算書」のソフト活用法 

 

        

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2011年(平成23年)版  

ソフト 「家庭決算書」がベクターに公開されました

  2011年XP版「家庭決算書

  1ヶ月間無料でご使用できます。

   

 

「家庭決算書のスタート

 

                    家庭決算書XP版 「はじめの財産対照表」作成マニュアル

                                       家庭決算書XP版(初心者用)「はじめの財産対照表」作成マニュアル                                 

 

 

 

(1)  「初めの財産対照表」作成についてアドバイス

 

     家庭用会計ソフト「家庭決算書」を、ダウンロードすると、最初に開始月の選択をします。スタートに必ず必要なので、まず最初に入力してください。

そこには、次のように書かれています。

記帳を開始する月を選択してください。原則として1月からスタートしてください。その他の月を開始月に指定すると、それ以前の月はデータを入力することができなくなります。

 

 つぎに、家庭の財産を確定させます。

 ここには、家庭の財産のすべての科目について、金額を入力できるようにしてあります。そのために、初めての方は、すべての科目の金額を入力しなければ、始められないと思ってしまうかもしれません。しかし、このソフトは、ソフト利用開始後に、最初に戻って、科目の追加、訂正、削除が可能です。

したがって、現金と普通預金しか分からない方は、現金と普通預金の金額を入力し、他の科目の金額はすべて0(ゼロ)を入力して、最後まで進んでください。

 

現金は、手持ち現金の金額を入力してください。

普通預金は、口座を開いている銀行名と残高を入力してください。郵便局利用の場合は銀行名の欄に郵便局と入力してください。

普通預金口座は最大30口座まで設定できます。普通預金口座が31口座以上ある場合は、銀行名をその他銀行などとして、残高合計を入力してください。

残高がマイナスの場合も、マイナスのまま入力してください。

そして、このソフトに慣れてきたら、最初に戻って、順次、必要な科目の金額を入力してください。

 

また、もし、クレジットカードの未払金(銀行決済が済んでいないクレジットカード利用残高)がある場合には、カード未払金にカード会社別に、金額を入力してスタートされると良いでしょう。クレジットカードは30枚まで設定できます。クレジットカードが31枚以上ある場合は、カード会社名をその他カード会社などとして、未払金の合計金額を入力してください。

 

 このソフトは、複式簿記の知識がない方が利用できるように工夫してあります。そして、使い慣れてくるとその良さが分かることと思います。

是非、継続して使われることをお勧めいたします。 

 

     

 

(2)  「初めの財産対照」作成マニュアル  

  開始月

 

開始月の選択

記帳を開始する月を選択してください。

原則として1月からスタートしてください。その他の月を開始月に指定すると、

それ以前の月はデータを入力することができなくなります。

 

 

家庭の財産の確定

すべての科目はあとから追加、訂正、削除が可能ですので、初めてご使用になる方や

書類の準備ができない方は、いまわかる科目と金額を入力して、「次へ」キーを押して

最後まで進んでください。

家庭の財産には資産(プラスの財産)と負債(マイナスの財産)があります。

次の画面から、資産と負債の残高を科目ごとに入力していきます。

 

また、家庭の預貯金、有価証券、不動産等の資産額および住宅ローン、

クレジットカードの未決済額等の負債額が分かる契約書類などで金額を確認

しながら入力してください。

 

 財産対照表の継続について

 

2008年版から継続使用される方は2008年版の「年の終わりに」ボタンで作成した

「来年度の財産対照表」の各科目の金額を入力してください。

 

 

現金

 

手持ち現金の入力

家族全員が所持している現金の総額を入力してください。

分からない場合には概算金額を入力し、後で修正してください。

 

普通預金

 

普通預金・郵便貯金の入力

普通預金(貯金)口座を開いている銀行名と残高を入力してください。

郵便局利用の場合は銀行名の欄に郵便局と入力してください。

普通預金口座は最大30口座まで設定できます。

普通預金口座が31口座以上ある場合は、銀行名をその他銀行などとして、残高合計を入力してください。

残高がマイナスの場合も、マイナスのまま入力してください。

 

定期性預金

 

定期性預金の入力

現在お持ちの定期性預金の残高を記入してください。

定期性預金口座は最大5口座まで設定できます。

定期性口座が6口座以上ある場合は、銀行名をその他銀行などとして、残高合計を入力してください。

 

その他預金

 

その他預金の入力

外貨預金などその他の預金がある場合に入力します。

外貨預金の残高は現在の為替レートで円換算して時価で入力します。

その他預金の口座は最大5口座まで設定できます。

その他預金口座が6口座以上ある場合は、銀行名をその他銀行などとして、残高合計を入力してください。

 

土地・建物

 

土地・建物・マンションの入力

最新情報をもとにできるだけ実勢価格に近い時価評価額を残高に入力してください。

 

有価証券

 

有価証券の入力

株式、公社債、投資信託を複数所持している場合は、時価評価額を合算して残高に入力してください。

 

保険積立金

 

保険積立金の入力

掛け捨てタイプではない保険の解約返戻金を入力してください。

保険積立金は3項目まで設定できます。

3つ以上の保険に加入している場合は、保険の種類ごと(生命保険、養老保険、個人年金保険など)や保険会社ごとに残高(解約返戻金)を合算して入力してください。

 

車両

 

車両の入力

家族が所有する自家用のクルマ、オートバイ等の時価評価額(下取り価格の概算)を合算して入力してください。

 

高額品

 

売却可能な高額品の入力

売却可能な高額品とは、骨董品、美術品、宝飾品、ピアノ、ブランド品、コレクターズアイテムなどを指します。

売却可能な高額品がある場合、その残高を入力してください。

高額品は3項目まで設定できます。

 

その他資産

 

その他資産の入力

敷金、保証金、他人に対する貸付金などがある場合、その残高を入力してください。

その他資産は3項目まで設定できます。

 

負債

 

ここからは、負債(マイナスの財産)の金額を入力していきます。

家庭決算書では、負債科目を以下のように分類しています。

 

負債科目

住宅ローン

住宅の購入・増改築に伴う代金の銀行や住宅金融支援機構などからの借入金

その他借入金

住宅ローン以外(教育ローン、自動車ローン、カードローン、消費者金融ローンなど)の借入金や友人・知人などからの借入金

カード未払金

クレジットカードによる購入代金の未払金

未払金

諸資産購入代金の未払金、消費代金の未払金

その他負債

一時的に現金などを受け入れた預り金、科目が決まらない借受金

 

住宅ローン

 

住宅ローンの入力

住宅ローン残高を入力してください。

金融機関は6機関まで設定できます。

借入先の金融機関が7機関以上ある場合は、金融機関名をその他金融機関などとして、住宅ローン残高の合計を入力してください。

備考欄は借入条件の備忘記録としてお使いください。

 

その他借入金

 

その他借入金の入力

住宅ローン以外の借入金(教育ローン、自動車ローン、カードローン、消費者金融ローンなど)の残高を入力してください。

その他借入金は6項目まで設定できます。

借入先が7カ所以上ある場合は、金融機関名をその他金融機関などとして、残高合計を入力してください。

備考欄は借入条件の備忘録としてお使いください。   

 

カード未払金

 

カード未払金の入力

クレジットカードの未払金(銀行決済が済んでいないクレジットカード利用残高)を入力してください。

クレジットカードは30枚まで設定できます。

クレジットカードが31枚以上ある場合は、カード会社名をその他カード会社などとして、未払金合計を入力してください。

 

未払金

 

未払金・その他負債の入力

支払いの済んでいない消費代金(未払金)や一時的な預り金(その他負債)を入力してください。

 

正味財産

 

正味財産(本当の財産)の確定

いままで入力した資産(プラスの財産)と負債(プラスの財産)によって正味財産は次のように計算されます。

正味財産とは資産の合計から負債の合計を引いた金額です。

 

家族財産の入力

家族財産とは、正味財産のうち相続や生前贈与によってもたらされた財産、結婚したとき配偶者がもともと持っていた財産など、家族から譲り受けた財産のことです。 

 

初期設定はこれで完了です。

「完了」キーを押すと「初めの財産対照表」が作成されます。

 

初めの財産対照表に表示された科目や金額(これまで設定・入力してきた資産や

負債の科目と金額)はいつでも追加、訂正、削除ができます。

もし、追加、訂正、削除が必要な場合が生じた時には、メニューバーの「設定の変更」から

「初期設定」を選び、修正が必要な科目の画面を選択して、正しい情報を入力してください。

 

 

初めの財産対照表 

                                                                     

科 目

金 額

科 目

金 額

(資産)

 

(負債)

 

現金

 

住宅ローン

 

普通預金

 

その他借入金

 

定期性預金

 

カード未払金

 

その他預金

 

未払金

 

土地

 

その他負債

 

建物

 

(負債の合計)

 

マンション

 

(正味財産)

 

有価証券

 

家族財産

 

保険積立金

 

留保財産

 

車両

 

当期消費損益

 

売却可能な高額品

 

(正味財産の合計)

 

その他資産

 

 

 

(資産の合計)

 

(負債・正味財産の合計)