労働党は,党内役員におけるクォータ制を導入し,さらに,1993年から,労働党議員の
引退議席の半分と労働党が有利な選挙区の半分に女性だけを候補者として掲載する
All Women Shortlist(注1)を実施したが,これは96年に性差別禁止法に照らして
違法とされた。
しかし,2002年の性差別禁止法の改正により,政党においてAll Women Shortlist
を
実施することが男女間の不平等を解消する上での取組として認められることとなった。
また,1999年には,労働党と自由民主党は,Twinning(注2)を導入した。
労働党と保守党の女性議員の割合の差は大きく,クォータ制の影響が大きいことが
うかがえる(第1−序−11表)。