第７０１回から第７１０回
第710回	ネットショッピングの状況（２０２０年４月）
第709回	子供と電子マネー（家計管理・生活設計のツボ）
第708回	家計調査（二人以上の世帯）2020年(令和２年)４月分
第707回	家計調査２月の消費支出
第706回	２０２０年６月１日の財産対照表と５月分の消費損益計算書を作りましょう！
第705回	労働力調査（基本集計）完全失業率
第704回	我が国の子供の数と総人口
第703回	家計調査報告（貯蓄・負債編）その２
第702回	家計調査報告（貯蓄・負債編）－2019年（令和元年）平均結果－（二人以上の世帯）
第701回	家庭生活を守る（６）　カードポイントをソフト家庭決算書で管理する

第７１０回　ネットショッピングの状況（２０２０年４月）

第７０９回　子供と電子マネー（家計管理・生活設計のツボ）　　　　　　　

　　　金融広報中央委員会「知るぽると」より

第７０８回　家計調査（二人以上の世帯）2020年(令和２年)４月分

家計調査（二人以上の世帯）2020年(令和２年)4月分　（2020年6月5日公表）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　総務省
　　実収入
　　　　　勤労者世帯の実収入（二人以上の世帯）は，１世帯当たり５３１，０１７　円

　　　　　　前年同月比実質０．９％の増加名目１．０％の増加

　　　消費支出

　　　　　消費支出（二人以上の世帯）は，１世帯当たり２６７，９２２　円

　　　　前年同月比実質１１．１％の減少名目１１．０％の減少

　　　　　前月比(季節調整値) 実質６．２％の減少

	年平均（前年比％）			月次（前年同月比，【】内は前月比（季節調整値）％）
	2017年	2018年	2019年	2020年1月	2月	3月	4月
【二人以上の世帯】消費支出（実質）	▲0.3	0.3	1.5	▲3.9 【▲1.6】	▲0.3 【0.8】	▲6.0 【▲4.0】	▲11.1 【▲6.2】
消費支出（変動調整値^注）（実質）	-	▲0.4	0.9	- 【-】	- 【-】	- 【-】	- 【-】
【勤労者世帯】実収入（名目，< >内は実質）	1.3 <0.7>	4.7 <3.5>	4.9 <4.3>	2.9 <2.1>	2.2 <1.7>	2.0 <1.5>	1.0 <0.9>
実収入（変動調整値^注）（名目，< >内は実質）	- <->	0.6 <▲0.6>	1.1 <0.5>	- <->	- <->	- <->	- <->

注　調査方法の変更の影響による変動を調整した推計値

≪ポイント≫

    消費支出
      消費支出（二人以上の世帯）は，  1世帯当たり  267,922円
           前年同月比                    実質 11.1%の減少      名目 11.0%の減少
           前月比（季節調整値）     実質 6.2%の減少

    実収入
      勤労者世帯の実収入（二人以上の世帯）は，1世帯当たり 531,017 円
           前年同月比                    実質 0.9%の増加      名目 1.0%の増加

〇賃金統計との比較

　家計調査の「実収入」（二人以上の世帯のうち勤労者世帯）は，全ての世帯員の収入を

　合算した１世帯当たりの平均収入を表すものです。

　これに対して，毎月勤労統計調査（厚生労働省）の「現金給与総額」は

　労働者１人当たりの平均賃金を表すものです。

　また，「実収入」は，勤め先収入のほか，事業・内職収入，公的年金給付等の社会保障給付も

　含まれる広い概念です。

　このように概念や対象とする範囲が異なるため，賃金統計と比較する際には，留意する必要が

　　あります。

　　　

第７０７回　家計調査　２月の消費支出

「家計調査通信第555号（2020年５月15日発行）」より

第７０６回　２０２０年６月１日の財産対照表と５月分の消費損益計算書を作りましょう！

　　　　　　　２０２０年６月１日の財産対照表を作りましょう！　　
　　　　

　　　　　　　　　２０２０年度財産対照表

　　　　　（６月１日現在）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（単位：円）

左方（ひだりかた）	金　額	右方（みぎかた）	金　額
資産の部		負債の部
現　金		住宅ローン
普通預金		その他借入金
定期性預金		カード未払金
その他預金		未払金
土　地		後払い電子マネー
建　物		その他負債
マンション		負債合計
有価証券		正味財産の部
保険積立金		家族財産
車　両		留保財産
売却可能な高額品		当期消費損益
電子マネー		正味財産合計
その他資産
現金過不足
資　産　合　計		負債・正味財産合計

　　　　　　　　（１）正味財産の計算

正味財産＝資産合計―負債合計

　　　　　　　　（２）留保財産（あなたが今まで働いて自力で築き上げた財産の金額）の計算

留保財産＝正味財産―家族財産

　　　２０２０年５月１日から５月３１日の消費損益計算書を作りましょう！

　　　当月度（５月１日から５月３１日）の収入科目と消費科目の合計金額を

　　　科目ごとに記帳します。

　　　累計は４月までの合計金額になります。累計の当期消費損益は、

　　　６月１日の財産対照表の当期消費損益に一致します。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２０年度消費損益計算書
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（５月１日から５月３１日）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（単位　円）

科　目	当　月	累　計	科　目	当　月	累　計
収入の部	金　額	金　額	特別収入の部	金　額	金　額
給　料			受取利息
賞　与			受取配当金
家族収入			受贈給付金
年金・その他			資産評価益
収入合計			有価証券売却益
消費の部			その他
税金等			特別収入合計
（所得税）			特別消費の部
（住民税）			住宅ローン支払利息
（社会保険料）			その他支払利息
（その他税金）			資産評価損
日常生活費			有価証券売却損
（食料費）			その他
（通信費）			特別消費合計
（交通費）			当期消費損益
（水道光熱費）
（新聞図書費）
（消耗品費）
その他生活費
（外食費）
（交際費）
（医療費）
（旅行費）
（教育費）
（衣料費）
消費合計
通常消費損益

　　　　　　　　通常消費損益＝収入合計－消費合計

　　　　　当期消費損益＝収入合計－消費合計＋特別収入合計－特別消費合計

第７０５回　労働力調査（基本集計） 完全失業率

　　総務省統計局

労働力調査（基本集計） 2020年（令和2年）4月分結果

2020年5月29日公表

　　　
　　　完全失業率

	年平均			月次（季節調整値）
	2017年	2018年	2019年	2020年1月	2月	3月	4月
完全失業率	2.8%	2.4%	2.4%	2.4%	2.4%	2.5%	2.6%

<<ポイント>>

　(1) 就業者数，雇用者数
　　　就業者数は6628万人。前年同月に比べ80万人の減少。88か月ぶりの減少
　　　雇用者数は5923万人。前年同月に比べ36万人の減少。88か月ぶりの減少
　(2) 完全失業者数
　　　完全失業者数は189万人。前年同月に比べ13万人の増加。3か月連続の増加
　(3) 完全失業率
　　　完全失業率（季節調整値）は2.6%。前月に比べ0.1ポイント上昇

労働力調査（基本集計） 2020年（令和2年）4月分結果の概要（PDF：289KB）

第７０４回　我が国の子供の数と総人口

　　　　統計調査ニュース

　　　総務省統計局

　　　令和 2年（2020年）5月No.402

　　　　・こどもの数は 1512 万人，39 年連続の減少

　　　　・総人口は１億 2616 万７千人となり，前年に比べ 27 万６千人の減少と

　　　９年連続で減少しています。

第７０３回　家計調査報告（貯蓄・負債編）その２

詳細
目次

Ⅰ 貯蓄の状況

１概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

(１) 貯蓄現在高は1755万円で３年ぶりの増加・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

(２) 貯蓄現在高が平均値（1755万円）を下回る世帯が約３分の２を占める・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

２貯蓄の種類別内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

　　通貨性預貯金は11年連続の増加・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

Ⅱ 負債の状況

１概況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

　　負債現在高は570万円で前年に比べ2.2％の増加・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

２負債の種類別内訳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

　　住宅・土地のための負債は518万円で前年に比べ3.4％の増加・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況

１世帯主の年齢階級別・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

　 (１) 世帯主が50歳未満の世帯では負債現在高が貯蓄現在高を上回る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

　 (２) 負債保有世帯のうち負債超過額が最も多いのは世帯主が40歳未満の世帯・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

２年間収入五分位階級別・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

　　 (１) 年間収入が最も低い第Ⅰ階級の世帯では定期性預貯金の割合が半分・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

　　(２) 勤労者世帯の貯蓄現在高は年間収入が高くなるに従って多い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

　３貯蓄現在高五分位階級別・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

　　貯蓄現在高が最も高い第Ⅴ階級の世帯の有価証券の割合は約２割・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

　４持家世帯（二人以上の世帯のうち勤労者世帯）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

　持家世帯のうち住宅ローン返済世帯の負債現在高は1724万円・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

　５高齢者世帯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

　(１) 高齢者世帯では貯蓄現在高が2500万円以上の世帯が約３分の１を占める・・・・・・・・・・・・・・・ 25

　(２) 高齢無職世帯の定期性預貯金は948万円で前年に比べ3.6％の減少・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26

　　　　　　　

第７０２回　家計調査報告（貯蓄・負債編）－2019年（令和元年）平均結果－（二人以上の世帯）

　　報道資料

　　　　　　総務省　令和２年５月 15 日

家計調査報告（貯蓄・負債編）－2019年（令和元年）平均結果－（二人以上の世帯）

１１世帯当たり貯蓄現在高は 1755 万円で，前年に比べ 0.2％増加し，３年ぶりの増加。

　　貯蓄保有世帯の中央値は 1033 万円。負債現在高は570万円で，前年に比べ2.2％の増加。

　　負債保有世帯の中央値は1218万円

●二人以上の世帯における2019年平均の１世帯当たり貯蓄現在高（平均値）は1755万円で，

　前年に比べ３万円，0.2％の増加となり，３年ぶりの増加となっている。

　このうち勤労者世帯では1376万円で，前年に比べ56万円，4.2％の増加となっている。

　また，二人以上の世帯の貯蓄保有世帯の中央値は1033万円となっている。

●二人以上の世帯における2019年平均の１世帯当たり負債現在高（平均値）は

　　570万円で，前年に比べ12 万円，2.2％の増加となっている。

　　このうち勤労者世帯では855万円で，前年に比べ34万円，4.1％の増加となっている。

　　また，二人以上の世帯の負債保有世帯の中央値は1218万円となっている。

２約３分の２の世帯が貯蓄現在高の平均値（1755万円）を下回る。

　　貯蓄現在高の内訳は，通貨性預貯金が11年連続の増加，

　　定期性預貯金が５年連続の減少

●二人以上の世帯について貯蓄現在高階級別の世帯分布をみると，貯蓄現在高の

　　平均値（1755 万円）を下回る世帯が約３分の２（67.9％）を占め，貯蓄現在高の

　　低い階級に偏った分布となっている。

●貯蓄の種類別に貯蓄現在高の推移をみると，通貨性預貯金が増加となっている。

　通貨性預貯金は 494 万円で，前年に比べ 34 万円，7.4％の増加となり，

　11 年連続の増加となっている。

　一方，定期性預貯金は 644 万円で，前年に比べ 13 万円，2.0％の減少となり，

　５年連続の減少となっている。

３負債保有世帯の割合は約４割。住宅・土地のための負債が負債現在高の約９割を占める

●二人以上の世帯に占める負債保有世帯の割合は約４割（39.3％）となっている。

　負債保有世帯では，負債現在高の平均値（1451 万円）を下回る世帯が

　　約５割（54.9％）を占めている。

●負債の種類別に負債現在高をみると，負債現在高の約９割を占める

　　住宅・土地のための負債は 518 万円で，前年に比べ 17 万円，3.4％の

　　増加となっている。

４ 50 歳以上の各年齢階級では貯蓄超過で，70 歳以上の世帯の純貯蓄額は

　　2183 万円と最も多い。

　　一方，50 歳未満の世帯では負債超過。

●二人以上の世帯について，世帯主の年齢階級別に純貯蓄額（貯蓄現在高－負債現在高）を

　　みると，50 歳以上の各年齢階級では貯蓄現在高が負債現在高を上回っており，

　　70 歳以上の世帯の純貯蓄額は 2183 万円と最も多くなっている。

　　一方，50 歳未満の世帯では負債現在高が貯蓄現在高を上回っており，

　　負債超過となっている。

●負債保有世帯の割合は，40～49 歳の世帯が 66.2％と最も高く，40 歳以上の世帯では

　　年齢階級が高くなるに従って割合が低くなっている。

５高齢者世帯の１世帯当たり貯蓄現在高は2285万円。高齢無職世帯の

　　貯蓄現在高は2244万円で，前年に比べ1.6％の減少。

　　貯蓄現在高の内訳は，定期性預貯金が948万円で，前年に比べ3.6％の減少

●二人以上の世帯のうち高齢者世帯（世帯主が60歳以上の世帯）の１世帯当たり

　　貯蓄現在高は2285万円で，貯蓄現在高が2500万円以上の世帯が

　　32.0％を占める。

●二人以上の世帯のうち高齢無職世帯（世帯主が60歳以上で無職の世帯）の

　１世帯当たり貯蓄現在高は 2244万円で，前年に比べ36万円，1.6％の減少と

　なっている。

　貯蓄の種類別にみると，定期性預貯金は948万円で，前年に比べ35万円，3.6％の減少，

　「生命保険など」は374万円で，前年に比べ13万円，3.4％の減少などとなっている。

　　　　　　　　　　　　　

第７０１回　家庭生活を守る（６）　カードポイントをソフト家庭決算書で管理する

　　　　　　カードポイント入力

１初期設定

（１）電子マネー欄を利用して,

　　カードポイントの会社ごとに、残高を入力します。

（注）
　初期設定では、利用しているカード会社別にカードポイントの残高金額を

　入力します。
　　　　　
入力できる会社の数は、電子マネーと合計で３０社分です
。
前年度から継続している場合には、前年度末の財産対照表のカードポイント

の残高金額を、カード会社別に入力します

（２）完了キーをクリックして初期設定の財産対照表で正しく入力されているか確認する

　
　２カードポイントの入力処理

（例１）
　　1月15日にA社のカードポイントが５０円分付いた。

　　仕訳

A社カードポイント	カードポイント（資産）の増加	左方（ひだりかた）
ポイント収入	ポイント収入（特別収入）の増加	右方（みぎかた）

　　　　左方（ひだりかた）　　　　　　右方（みぎかた）
　　　A社カードポイント５０円　　　/　特別収入５０円　　

（例２）

　　　1月1７日にA社のカードポイント３０円分を食料品の購入に使用した　

　　仕訳

食料品購入	食料費（消費）の増加	左方（ひだりかた）
ポイント利用	カードポイント（資産）の減少	右方（みぎかた）

　　　　左方（ひだりかた）　　　　　　右方（みぎかた）
　　　　食料費　３０円　　　/　A社カードポイント３０円　　

（例３）

　　　1月1９日にA社のカードポイント還元で現金１０００円を受け取った

　　仕訳

ポイント利用	現金（資産）の増加	左方（ひだりかた）
ポイント還元	カードポイント（資産）の減少	右方（みぎかた）

　　　　左方（ひだりかた）　　　　　　右方（みぎかた）
　　　　現金　１,０００円　　　/　A社カードポイント１,０００円　　

　　（例４）

　　　1月２０日にB社のカードポイント５００円分をA社の
　　　カードポイントに付け替えた

　　仕訳

ポイント振替	A社カードポイント（資産）の増加	左方（ひだりかた）
ポイント振替	B社カードポイント（資産）の減少	右方（みぎかた）

　　　　　左方（ひだりかた）　　　　　　　　右方（みぎかた）
　　　A社カードポイント　５００円　/　B社カードポイント５００円　　

　　（例５）

　　　1月２５日にB社のカードポイント３００円分が期限切れで
　　　失効した。

　　仕訳

ポイント損失	カードポイント損失（特別消費）の増加	左方（ひだりかた）
ポイント失効	B社カードポイント（資産）の減少	右方（みぎかた）